今回はイタリアの名門チェルッティ(CERRUTI)の生地ランクを中心に、各コレクション毎の気になる特徴について紹介していきます。
あのジョルジオ・アルマーニが下積み時代を過ごしたと言われるチェルッティ(CERRUTI)の魅力が満載ですので、 是非最後までお付き合い頂けたらと思います。
チェルッティ(CERRUTI)の歴史とは?
チェルッティ(CERRUTI)は、イタリアのビエラで1881年に設立された老舗の服地メーカーになります。
ブランド名にも1881が含まれており、その古い歴史に誇りを持っています。
また、チェルッティ(CERRUTI)には、あのジョルジオ・アルマーニが下積み時代の1965年から1970年までデザイナーとして在籍していたことでも有名です。
既製服ブランドのセルッティ(CERRUTI)の誕生!
当初、チェルッティ(CERRUTI)は、綿とウールの生産のみを行っていましたが、ニノ・チェルッティ氏(3代目)が社長に就任したことをきっかけに、既製服ブランドのセルッティ(CERRUTI)が誕生しました。
その後チェルッティ(CERRUTI)は、既製服部門と生地部門は切り離され、現在では、フランスの企業が既製服部門を保有しており、店頭では既成品ブランドとしてのCERRUTIを表わす際は、フランス語発音に近い『セルッティ』を、生地ブランドとしてのCERRUTIを表わす場合はイタリア語発音に近い『チェルッティ(もしくはチェルティ)』と区別して表記しています。
チェルッティ(CERRUTI)は〇〇の生地の生産委託も受けている?
チェルッティ(CERRUTI)は、糸の生産から服地の製造、製品の販売までを一貫しておこなう総合的スタイルメーカーで、ゼニア、ロロ・ピアーナと並ぶイタリアの代表的な生地メーカーです。
コレクションはトレンドよりで色柄が多く、艶のある生地が豊富に取り扱われています。
また、コスパにも定評があり、オーダースーツの初心者にもおすすめで、ダンヒルの生地の生産委託も受けています。
チェルッティ(CERRUTI)の5大生地ブランドの1つ
チェルッティ(CERRUTI)は、日本ではまだ知名度は高くありませんが、5大生地ブランドの1つと言われています。
技術と伝統で織られた生地は、確かな品質を誇っており、高級感・着心地共に兼ね備えています。
歴史ある服地メーカーのため、クラシックということもなく、チェルッティ 1881(CERRUTI)は他メーカーの生地と比べ、少し異なる展開を見せています。
チェルッティ(CERRUTI)の生地はオリジナル性が豊富!
チェルッティ(CERRUTI)の生地は、角度によって見え方が異なるストライプや柄は、パッと見は普通に見えながらも、何かが違う生地を各シーズンで発表しています。
また、チェルッティ 1881(CERRUTI)の生地は、少量生産のものが多いため、即完売します。
シーズン毎に新たなコレクションが発表され新鮮さを大切にしていることも大きな特徴になります。
チェルッティ(CERRUTI)の生地は最高基準の原毛のみ採用!
チェルッティ(CERRUTI)は、 最高基準の原毛をオーストラリアから厳しい基準で選定しています。
最新の設備と伝統を誇るノウハウを組み合わせた、高い技術でオリジナル性の高い素材を作り続けています。
チェルッティ(CERRUTI)の生地の魅力は、強すぎない柔らかな光沢感にあります。
尚且つ、滑らかな手触りにも定評があり、ナチュラル・ボーン・エレガンスがのチェルッティ(CERRUTI)のブランドコンセプトになります。
チェルッティ(CERRUTI)のおすすめ生地や着用イメージとは?
チェルッティ(CERRUTI)はビジネス向けから、ハイグレード仕様まで幅広く生地の取り扱いがあり、比較的独特な色合いながらも、濃色系の生地が人気な印象です。
偏に、ネイビーやグレーといえども、幅広いバリエーションを取り揃えています。
また、少量生産が一つの特徴でもあるため、他と被りにくい仕立てが可能な点も、人気の秘訣と言えます。
チェルッティ(CERRUTI)の『ウィンテリッシモ』はビジネスマン向け!
チェルッティ 1881(CERRUTI)のウィンテリッシモは、エントリークラスと言えるコレクションです。
そのウィンテリッシモの特徴は、ハリとコシがありながらも、適度に柔らかく、長時間の着用時にも、皺になりにくいため、ビジネスマンには最適な生地と言えます。
目付は300gでありながら、重量感は感じさせず、色柄もオーソドックスになります。
また、糸は Super110’sを採用しており、チェルッティ 1881(CERRUTI)ならではの光沢感も漂いつつ、モードな雰囲気を演出してくれます。
チェルッティ(CERRUTI)の『クールエレガンス』は機能性抜群!
チェルッティ 1881(CERRUTI)のクールエレガンスは、その名の通り、春夏のシーズンにもビジネスマンのエレガンスな佇まいを演出してくれる高機能素材です。
モダンなデザインはそのままにし、super100’sという高品質な原毛に、接触冷感・紫外線ブロック・ナチュラルストレッチなど多岐にわたる加工が施してあり、春夏シーズンをとおして快適に過ごせる生地となっています。
一般的に機能性を謳う素材とは一線を画し、天然繊維の風合いや心地よさを感じられる最先端の機能素材です。
チェルッティ(CERRUTI)の『オキシゲン』は春夏シーズンにおすすめ!
チェルッティ(CERRUTI)のオキシゲンは、春夏用におすすめなジャケット生地になります。
300gの目付は、重過ぎず、長時間着用できる素材感で、非常に人気の高いコレクションになります。
シルクや、混リネンやの生地、涼しげな色柄など、落ち着いた雰囲気の無地から、チェックなどバリエーションが非常に豊富なシリーズになっています。
チェルッティ(CERRUTI)の『シルクエッセンス』は高級感と機能性を兼ね揃えた素材!
シルクエッセンスは、その名のとおり星のような輝きを放つシルク混生地をイメージして命名されました。
シルクエッセンスに採用されているマルベリーシルクと呼ばれる絹糸は、極上の白桑餌にして育った蚕の生糸で白度・風合いが非常によく極上のA5ランク オーストラリアンウールとの相乗効果で、繊細な光沢と良質な原料からなる風合いの良さが高級感を際立たせています。
さらにナチュラルストレッチであることから着心地よくシルク混紡の割りにシワになりにくい素材となっています。
チェルッティ(CERRUTI)の『ノビリティ150』は定番アイテム!
ノビリティ150は数年は定番として扱われることが前提でリリースされています。
super150’sの原料を使いながらコストパフォーマンスに優れたノビリティは、定番のラグジュアリー製品としてチェルッティらしい光沢感のあるコレクションとなっています。
目付は260gと軽く、年間を通して楽しむことができ、横方向の伸度が優れいるためクオリティの割りに着やすく機能性にも優れています。
色柄もベーシックなものからトレンド柄までそろえており、幅広い年齢層に支持されています。
これぞイタリア生地!
チェルッティ(CERRUTI)の『プレステージ130』
チェルッティ(CERRUTI)のプレステージ130はノビリティ150に負けない光沢感と、しなやかさを兼ね揃えた生地になります。
イタリア生地らしい、インパクトや遊び心のある色柄が特徴的なコレクションです。
チェルッティ(CERRUTI)の店舗情報について!
チェルッティ(CERRUTI)は、日本では百貨店を中心に、またオーダーメードショップにて、生地番地のご用意がございます。
北海道では「丸井今井」関連で2店舗の取り扱いとなっており、関東圏においては、東京の伊勢丹や松阪屋本店に各1店舗ずつ、群馬では、高崎に1店舗、その他、鳥取に1店舗、広島には2店舗もあります。
また、九州においては、福岡の岩田屋に店舗を構えており、日本国内においての店舗数は、述べ10店舗となっています。
まとめ
チェルッティ(CERRUTI)はゼニア、ロロ・ピアーナと並ぶイタリアの五大生地メーカーの一つです。
あのジョルジオ・アルマーニが下積み時代を過ごし、ダンヒルの生地の委託を受けるという実績からも確固たる地位を築き、多くのエグゼクティブ層に親しまれています。
ビジネスマン向けのウィンターリッシモや、高級志向のプレステージ130やノビリティ150と幅広いコレクションを備えているので、是非活用シーンに合わせて一度試してみては如何でしょうか?
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