今回は、イギリスの名門エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)のおすすめ生地3選を総まとめしています。
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)の歴史的な背景から、生地の特徴など、世界中のテーラーや高級ブランドから最も高い評価を得ている真の理由に迫ります。
是非最後までお付き合い下さい。
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)の歴史とは?
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)は、1857年にイギリスのハダスフィールドで創業して以来、160年以上の歴史を誇る名門服地メーカーになります。
ハダスフィールドは、『イギリス服地の聖地』として有名であり、スーツ好きの方なら一度は聞いたことある地名かと思いますので、詳しくは後述します。
そんな、歴史を有するエドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)は、2007年に、創業150周年を迎えており、その際に創業150周年記念として「セレブレーション」というスーツ用の服地が発表されています。
2008年には、益々の商品開発強化と、クオリティーコントロールを目指し、大手服地製造グループの傘下に入っております。
そして現在は、高いクオリティーと共にファッション性も高く評価され、世界中の有名テーラーや、高級ブランドから高い評価を得ています。
イギリスのハダスフィールドの環境は毛織物工場に最適!
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)が創業したハダスフィールドは、ロンドンから北へ約250㎞に位置するウェストヨークシャー州の都市であり、人口は約14万5000人程の都市になります。
近くを流れるコルネ川とホルム川の合流点近くにあるため、良質な軟水が安定的に使えることから、古くから毛織物の産地として栄え、19世紀のイギリス産業革命で歴史的な発展を遂げてきた。
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)だけではなく『テーラー&ロッヂ』や『ウィリアムハルステッド』など有名なミル(毛織物工場)が工場を構えています。
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)の特徴とは?
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)は、伝統的工法を守り、クオリティーを最も重視するというこだわりを持ちながら、イギリス生地の弱点と言われてきたデザイン面の強化として、イタリア人デザイナーを迎え入れていることが最も大きな特徴になります。
伝統を大切にしながらも、時代に即した進化を続け、エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)の名作フレスコ生地「エア・ウール」などで大きな成功を収めています。
また、 エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)の一番の取引先は以外にもイタリアで、次に多いのが日本となっており、最近では中国、韓国からのオーダーも増えているようです。
加えて、エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)には、2つの独自性を有しているので、そちらも順に紹介していきます。
1)エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)は、オリジナルの原料品質が高い
多くのミルは外部の紡績工場が用意した糸を選び、それをベースに服地を織りますが、エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)では、わざわざオリジナルの糸を作らせて服地を仕立て上げていきます。
そして、専用の糸を作らせるためにはある程度のロットが必要で、力のあるミルでないと実現出来ない行程となります。
2)エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)は、イギリスの伝統的な製法を採用
「製織」「仕上げ」の行程をイギリスの伝統的な製法で行っています。
服地に過剰なストレスをかけないように、十分に時間をかけて織りあげており、 また天然の地下水を利用して木製の槽で行う「ウェットフィニッシィング」や、厚紙の間に生地をはさんで熱と圧力で表面に自然な光沢をつける「ペーパープレス」など、仕上げの工程も量産品とは全く異なります。
現在は織の技術は中国の大量生産でも、老舗のミルでもレベルはあまり変わりませんが、仕上げの段階で差がつくようです。
仕上げで使う水は硬水より軟水のほうが手触りよく仕上がるため、水の質にも恵まれた土地で作る必要があります。
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)のおすすめ生地3選!
ここまで、エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)の歴史や特徴をそれぞれ紹介して参りましたが、実際にどんな生地の種類があるのかについて、おすすめ生地を3選紹介していきます。
定番の生地から、高機能素材まで、幅広い年代層に支持されるエドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)の生地の特徴や着用イメージなど、あなたの着用シーンに合わせて参考にして頂けたらと思います。
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)の『ヴィンテージ・ツイスト(VINTAGE TWIST)』
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)を代表するクオリティーの一つ3PLYを現代向けにアレンジして復刻されたのが『ヴィンテージ・ツイスト(VINTAGE TWIST)』になります。
目付け300gで、繊細なSuper150’Sウールを使用し、1920年代から同社で使用されてきた伝統的な3つ撚り糸、横糸には色違いの双糸をツイストして使用しています。
クラシカルで優しい表情だけでなく、ナチュラルストレッチによる着心地の良さと防シワ性もしっかり再現されています。
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)の『ディグニティ(DIGNITY)』
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)の『ディグニティ(DIGNITY)』は、目付け260gで、繊細なSuper150’Sウールから伝統的製法で織り上げられています。
時間と手間を惜しまない幾つもの仕上げ工程を経ることによって、美しい仕立上りと素晴らしい着心地を実現しており、3シーズン着用できる絶妙なウェイトは人気を誇る大きな理由です。
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)の『サマーコンフォート(SUMMER COMFO)』
エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)を代表する高機能春夏服地として、世界中のマーケットで大変高い評価を得ています。
抜群のハリとコシを持ち、高い通気性と防シワ性、回復力に恵まれています。
目付け240gと非常に軽量で、真夏でも快適な着心地と活発なビジネスシーンに対応出来る服地として世界中のビジネスマンに愛用されています。
まとめ
今回はイギリスで160年以上の歴史を誇る名門服地メーカー『エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)』について、歴史的な背景から生地の特徴、更にはおすすめ生地3選を紹介させて頂きました。
“イギリス服地の聖地” と称される、ハダスフィールドという恵まれた環境で生地を生産し、糸にまで細かく拘りをみせるその徹底ぶりは、世界中の有名テーラーや、ハイブランドからも絶大な信頼をよせるのも納得出来ます。
是非この機会に、オーダースーツのお仕立てを検討中の方や興味・関心の高い方は、エドウィンウッドハウス(edwin woodhouse)で極上の1着を仕立ててみては如何でしょうか?
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