今回は、イタリアビエラを代表する、高級生地メーカーのドラゴ(DRAGO)について、おすすめ生地4選の特徴や、歴史的背景など、ドラゴ(DRAGO)が高級生地メーカーである真相ついて、徹底解説していきます。
超高級ブランドの生地生産を請け負うドラゴ(DRAGO)の驚きの品質について、ご理解頂けるかと思いますので、是非最後までお付き合い下さい!
ドラゴ(DRAGO)の歴史とは?

ドラゴ(DRAGO)は、1963年に紡績会社として創業しており、その後、ウンベルト・ドラゴ氏によって1973年から糸の生産をイタリアのビエラでスタートする事となります。
そして、ドラゴ(DRAGO)は、コンパクトヤーンと言う、毛羽を伏せて滑らかにした糸を、紡績に一早く採用したことでも有名であり、糸の納入先にあたるヨーロッパのマーケットで有名な「FINTES」ブランドを2001年に傘下としています。
またその後、自社の高品質な糸を活用するブランドとしてをドラゴ(DRAGO)を開始し、現在においては、ドラゴ(DRAGO)ブランドのみに高品質な糸を提供しており、一部を除く全世界でドラゴ(DRAGO)という生地ブランドにて統一しています。
そのためドラゴ(DRAGO)の生地は、「高品質な糸=高品質な生地」を求める世界の高級ブランドから高い評価を得ています。
ドラゴ(DRAGO)の生地の特徴とは?

高級生地メーカーとして、現在では確固たる地位を築いているドラゴ(DRAGO)ですが、生地に対する拘りも突出しています。
偏に高級生地と言えども、どのような部分に強みを有しているのかなど、生地を切り口したドラゴ(DRAGO)の特徴について解説していきます。
ドラゴ(DRAGO)のSuper130s以上の糸の生産シェアはなんと・・・

イタリア最大の毛織物産地にあたる“ビエラ”を代表する生地メーカーであるドラゴ(DRAGO)は、糸の紡績から生地までを一貫して製造する、ビエラでも唯一且つ、世界的にも珍しい生地メーカーになります。
ドラゴ(DRAGO)の最大の特徴は、細番手である、Super130s以上の糸の生産を行い、そのシェアはなんと、全世界の役70%を占めています。
また、スーツの生地として、最も細番手となるSuper210s’の生地を生産・開発していることも非常に有名であり、世界的にも注目を浴びている生地メーカーになります。
ドラゴ(DRAGO)のウール生地が最高峰と呼ばれる理由とは?

出典:https://www.dormeuil.com/
ドラゴ(DRAGO)のウール生地は、メリノ種というオーストラリア原産の最高級毛及び、中国産で最上質と言われている、カシミヤを主原料としており、その中でも特に良質の部分のみを吟味し採用しています。
生地の品質は、イタリアのLoro Piana(ロロ・ピアーナ)や、Ermenegildo Zegna(エルメネジルド・ゼニア)と並び、高品質素材のアイテムを数多く製造し続けています。
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