今回は、イタリアを代表する、オーダーメイドスーツの生地ブランドとして、世界的に著名な『アリストン(ARISTON)』について、歴史的な背景や特徴をはじめ、誰もが気になる価格感、おすすめ生地シリーズとアリストンの魅力について幅広く紹介していきます。
高級感が漂うスーツ以外にも、カジュアル仕様として、気品あふれるジャケットも非常に魅力的なブラドになります。
ビジネスからプライベート仕様まで、幅広く活躍するアリストン(ARISTON)の魅力に迫ります。
イタリアナポリで創業!アリストン(ARISTON)の歴史とは?
アリストン(ARISTON)は、イタリアの人気マーチャント・ブランド、つまり生地商社のことで、地元だけでなく世界的にも広く知られています。
1920年創業と歴史が古く、生地買取や卸業を中心に手掛けていて、家族による一貫した経営が続けられます。
マーチャントなので自社工場を持ちませんが、それでも絶大な人気を誇るほどで、取り扱う生地の品質の高さが窺えます。
イタリアの伝統的既製服縫製業界組合を生み出した功績でも知られますが、更にヨーロッパ主体だったマーケットを広げ、海外でも注目を集めるようになりました。
有名なマーチャントとしてはスキャバル・ドーメル・ ハリソンズオブエジンバラ・ホーランドシェリー等が挙げられます。
日本でも取り扱いのあるアリストン(ARISTON)
日本でもいくつかのテーラーメイドショップにて取り扱いがあり、テーラー職人の高い技術とアリストン(ARISTON)の素材によって、上質な一着を仕立てることが可能です。
人気高級ブランドという事で、決して安くはありませんが、丁寧な縫製と相まって、長く愛用し続けられる一着になる点が、世界中の多くのセレブリティを顧客に抱えるポイントになります。
また、近年アリストン(ARISTON)の生地は、世界同時で発信されるようになり、最新の生地が日本でも選ぶことができます。
アリストン(ARISTON)のオーダースーツ!生地の特徴とは?
アリストン(ARISTON)の特徴は、しっかりとしている生地に上品な光沢感が乗り、手触りの良さも相まってエレガントな雰囲気が漂います。
生地には適度な厚みがあって、身につけると重厚感がありますが、オーダーメイドなのでフィット感は抜群です。
それよりも、見た目に比べて軽やかで重苦しくない、それが アリストン(ARISTON)のオーダースーツの魅力だといえるでしょう。
レアを求める方必見!
国内ではまだまだ希少なアリストン(ARISTON)
現在のところ、日本ではまだ普及途上ですから、有名百貨店でもあまり取り扱いされていないのが実情です。
だからこそ他のブランドとは異なる質感が楽しめたり、レアな一着を楽しむことができます。
どちらかといえば、華やかな職業の人にマッチする傾向で、ショービジネスなどに適していると考えられます。
その為、着こなすにはそれなりの自信が必要ですが、普段用ではなく、特別な時の一着として作られるケースも少なくないです。
ストレスを感じにくい着心地は、仕事の集中力を阻害しませんから、できる男の一着におすすめです。
アリストン(ARISTON)はジャケパンスタイルにもおすすめ!
アリストン(ARISTON)は、伝統的なスーツルックだけでなく、いわゆるビジネスカジュアルのジャケパンスタイルにも最適です。
カジュアルな印象が強まりますが、ジャケットがアリストン(ARISTON)だと、清潔感や知的な感じが増して高感度がアップします。
また、アリストン(ARISTON)のジャケットは、軽やかでスマートですから、時に従来の伝統的なスタイルよりもおすすめできます。
海外では割と浸透していますし、洗練されたジャケパンスタイルは格好良く見えます。
勿論、着こなす人のスタイルや気持ちも大事ですから、自信を持って着用する必要があるでしょう。
アリストン(ARISTON)をジャケパンで着こなすコツとは?
上手くジャケパンを着こなすコツは、ジャケットとパンツの組み合わせの自由を楽しみつつ、ベストな組み合わせでコーディネートすることです。
パンツの生地や質感が合わないとちぐはぐな印象を与えるので、上着に合わせて負けないパンツを選ぶことが肝心です。
異なる色の組み合わせが実現しますから、このメリットを積極的に活かしたいところです。
おしゃれの幅が広がるのがジャケパンなので、無難な着地点に収まるのではなく、冒険してみるのも1つの方法です。
アリストン(ARISTON)のオーダースーツの価格や相場とは?
アリストン(ARISTON)のオーダースーツの価格帯は、100%ウールのSuper130’sだと、シングルの縫製で10万円前後が相場です。
これは縫製の質にもよりますが、ハイグレードの縫製であっても、10万円ほどで手に入れることができます。
縫製で多少妥協しても良い場合は、10万円切りの9万円台でスーツを作ることも可能でしょう。
生地が変わっても、アリストン(ARISTON)のオーダースーツはあまり価格が変わらない傾向です。
ウールをふんだんに使った贅沢なシルク質仕立ての生地でも、縫製を含めたオーダーは10万円前後で済みます。
アリストン(ARISTON)価格相場が比較的安定!
様々なバリエーションを楽しめる!
夏向けの通気性重視の生地も、シワができにくいタイプも同様ですから、初めてオーダーする人にとっても選択肢が豊富です。
限られた予算内でも無理なく作ることができたり、追加で一着を作るハードルも低いので、高級ブランド生地といっても割と手頃です。
他のブランドの生地と比較しても、この相場はかなりお得感がありますし、オーダーを検討してみるだけの価値を感じさせます。
アリストン(ARISTON)の人気おすすめ生地3選!
アリストン(ARISTON)と言えば、『ナポリブルー』の愛称で親しまれ、イタリアにおいては、ゼニアと並び絶大な人気を誇っています。
イタリアらしい淡くて綺麗な色合いに加えて、光沢感に優れた独特の艶はとても魅力的です。
デザイン性も高くお洒落な生地を豊富に取り揃えています。
そんなアリストン(ARISTON)の人気おすすめ生地を一部紹介していきます。
アリストン(ARISTON) 『4スタジョーニ』はオールシーズン着用可能!
100%ウールの Super130’s の4スタジョーニは、オールシーズン対応のおすすめ生地です。
年間を通してを愛用できますから、最初の一着に適しているといえます。
ツイル織りで色の種類が豊富ですから、好みの一着を見つけることができるでしょう。
アリストン(ARISTON)『ダブルツイステッド』は耐久性抜群!
同じく Super130’s のダブルツイステッドは、クラシックなのにモダンで、このブランドらしい上質な光沢感が楽しめます。
厚みや耐久性を兼ね備える一方で、着心地は軽くしなやかでシワになりにくいなど、まさに良いとこ取りの生地です。
アリストン(ARISTON)『ムービング』は滑らか素材で快適!
より滑らかさを求めるのであれば、ビスコースを組み合わせたムービングをおすすめします。
ビスコースは歴史ある自然素材の合成繊維で、シルクの代用品として使われてきたものです。
アリストン(ARISTON)はウールにこのビスコースを組み合わせることにより、光沢と質感の滑らかさをアップしました。
ストレッチ素材も上手く採り入れているので、柔らかくて身体にフィットしやすく、それでいて上質です。
まとめ
今回はイタリアナポリで創業し、創業から約100年の歴史を誇る、オーダースーツの名門マーチャントである、 アリストン(ARISTON)について、歴史的な背景や生地の特徴から、価格感やおすすめ生地3選を紹介してきました。
オーダーメイドの相場感もSuper130’sの良質生地が10万円前後から仕立てられるため、非常にコスパに優れ、重宝されること間違いなしのブランドになります。
スーツのみに留まらず、ジャケットコレクションも非常に評判の高いアイテムになりますので、ビジネスシーンに加えて、プライベートシーンでの活用も含め、是非この機会に試してみては如何でしょうか?
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